2014年10月 の記事

花の色は移りにけりな・・・

【第一話】 最近、鏡を見るのが、恐ろしい。 肌はくすみ、すっかりハリを失い、みるみるシミが増え、 まぶたも垂れ気味で、頬はこけ、ほうれい線もでてきた。 どこからどうみても、疲れたオバサンやん。 四十路も半ば、花の盛りはとうに過ぎたとはいえ、 鏡に映った自分のあまりの衰えように、目をそらしたくなる。 花の色は移りにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに と詠んだ、小野小町の憂いが、今となって...

母親への感謝と、遺恨

【第二話】 (前回 のつづき) 昔の想い出も、昔の失敗や過ちも、昔の自分の姿も、 「過去は全て捨てなさい」 と、自分自身を諭すも甲斐は無く。 形の無い過去が私の記憶から消えることは耐えられても、 若い盛りのピッチピチの自分の姿を記録した写真だけは、 どうしても手元に欲しくて、諦めきれない。 娘時代の写真があれば、この先どんなに枯れてしまっても、 「あゝ こんな私にも、花の頃があったのね~」 と安堵し、 ...

まさか、それを送ってくるとは・・・

【第三話】 (前々回 からのつづき) 心待ちにしていた私の昔の写真が、ついに届いた。 段ボール箱いっぱいに詰められた、想い出いっぱいの写真♪ ・・・の、はずだった。 けれど、実際に届いたのは・・・。 カスみたいな写真が数枚と、小中学校の卒業アルバムだけ。 それと、へその緒(笑) たったのこれっぽっち・・・、ガックリ。 写真の保存状態は最悪で、おもっくそカビてるし~。 カビの刺激臭と胞子とで、私のアレル...

もんじ、10才♪

10年前の今日、もんじと出会った。 正確には、初めて会ったのは、その一週間前。 当時、最愛の白文鳥とお別れし、泣き暮らしていた私。 なぜか、ある日突然、ウサギに癒されたくなって、 ペットショップやウサギ専門店を一日かけて回ってみたけれど、 「この子♪」 と思えるウサギに出会うことができず。 日も暮れ、半ば諦めて家路についた道すがら、 予定していなかった見知らぬペットショップの灯りを発見し、 吸い寄せ...