まさか、それを送ってくるとは・・・

【第三話】 (前々回 からのつづき)

心待ちにしていた私の昔の写真が、ついに届いた。

段ボール箱いっぱいに詰められた、想い出いっぱいの写真♪

・・・の、はずだった。

けれど、実際に届いたのは・・・。

カスみたいな写真が数枚と、小中学校の卒業アルバムだけ。

それと、へその緒(笑)

たったのこれっぽっち・・・、ガックリ。

写真の保存状態は最悪で、おもっくそカビてるし~。

カビの刺激臭と胞子とで、私のアレルギーな体は悲鳴をあげ。

クシャミ・鼻水・鼻づまり、皮膚までポリポリかゆくなる始末。

天日干ししてみたけれど、カビ臭は消えず・・・。

私の実人生のみならず、写真にまでカビが生えてたなんて、

笑えないわ。

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さらに、さらに、

カビよりも刺激的で衝撃的なモノが、混入されていた。

ハタチの私の花嫁写真。

もちろん、新郎は、今の夫では無い。

前夫との挙式の際に、式場が作成してくれた 「寿アルバム」。

カビだらけのそれが、一冊まるごと入っていた。

再婚し別の夫と暮らす私に、これを送り付けてくるとは・・・。

さすがは私の母親、血は争えないわね、奇想天外大胆不敵。

恐るべし。

今の夫は理性ある中高年だから、怒りこそしなかったけど、

サラリと 「こんなモノ」 呼ばわりされちゃった・・・。

当然の反応よね。 ごめんなさい。

今の夫とは式を挙げてないし、結婚写真も撮ってない。

花嫁姿の写真くらいは撮りたかったのにな・・・。

今の夫は、そんなモノ、興味ないんだろうけど。

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子供の頃のカビの生えた写真を見てたら、

20代に撮った写真が、ますます恋しくてたまらなくなった。

でももう、どうしようもないんだから、諦めなくちゃ・・・ね。

カビ臭い・青臭い・貧乏臭い、幼少期の写真を見ながら、

忘れかけた遠い昔に思いを馳せるわ。

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3歳半の私・・・。 かろうじて、カラー(笑)

貧乏臭さは隠せないけど、無知で無垢で、しあわせそう。

わたし

写真手前にあるのは、大好物の徳利♪

違和感なく、やけに似合ってる気がして・・・、怖い。

この頃から、すでに、お酒とは切っても切れない間柄。

もしかして 私・・・

母乳じゃなくて、お酒で育ったんじゃないかしら?

***** *** この話は、三部作です *** *****

≫ 第一話 「花の色は移りにけりな」 2014年10月16日

≫ 第二話 「母親への感謝と、遺恨」 2014年10月20日

  第三話 「まさか、それを送ってくるとは…」 10月24日

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テーマ:  2014年 お酒 私の写真